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目次:

  1. 活発化が社会の変化を促す
  2. 訓練士は社会について知るべきである
  3. 社会の必須要素を念頭に入れておこう
  4. 文化とは学習されるものだ
  5. 文化は人間を超越する
  6. 共同体とは超有機の機構である
  7. 文化の側面
  8. 技術の側面
  9. 経済の側面
  10. 政治の側面
  11. 規格化された側面
  12. 価値の側面
  13. 概念の側面
  14. 文化のどの部分にも全ての側面が含まれる
  15. 相互に繋がれている状態は役に立つ
  16. 相互に繋がれている状態は社会の変化に影響する
  17. 結論

目次:

  1. 活発化が社会の変化を促す
  2. 訓練士は社会について知るべきである
  3. 社会の必須要素を念頭に入れておこう
  4. 文化とは学習されるものだ
  5. 文化は人間を超越する
  6. 共同体とは超有機の機構である
  7. 文化の側面
  8. 技術の側面
  9. 経済の側面
  10. 政治の側面
  11. 規格化された側面
  12. 価値の側面
  13. 概念の側面
  14. 文化のどの部分にも全ての側面が含まれる
  15. 相互に繋がれている状態は役に立つ
  16. 相互に繋がれている状態は社会の変化に影響する
  17. 結論

目次:

  1. 活発化が社会の変化を促す
  2. 訓練士は社会について知るべきである
  3. 社会の必須要素を念頭に入れておこう
  4. 文化とは学習されるものだ
  5. 文化は人間を超越する
  6. 共同体とは超有機の機構である
  7. 文化の側面
  8. 技術の側面
  9. 経済の側面
  10. 政治の側面
  11. 規格化された側面
  12. 価値の側面
  13. 概念の側面
  14. 文化のどの部分にも全ての側面が含まれる
  15. 相互に繋がれている状態は役に立つ
  16. 相互に繋がれている状態は社会の変化に影響する
  17. 結論

目次:

  1. 活発化が社会の変化を促す
  2. 訓練士は社会について知るべきである
  3. 社会の必須要素を念頭に入れておこう
  4. 文化とは学習されるものだ
  5. 文化は人間を超越する
  6. 共同体とは超有機の機構である
  7. 文化の側面
  8. 技術の側面
  9. 経済の側面
  10. 政治の側面
  11. 規格化された側面
  12. 価値の側面
  13. 概念の側面
  14. 文化のどの部分にも全ての側面が含まれる
  15. 相互に繋がれている状態は役に立つ
  16. 相互に繋がれている状態は社会の変化に影響する
  17. 結論

文化と社会活発化

訓練士のための社会科学入門

著者: フィル・バートル教授

和訳:益子かさり


参考資料

1. 活発化が社会の変化を促す:

人間の居住地は単なる家屋の集まりではありません。それは人間の社会・文化的な存在です。(下記の説明の通り、家屋とは人類の文化的産物であり、社会・文化の6つの側面のうち技術的側面に属します。)

社会活発化(市民の参加と自助を促進する)は共同体を活発化・組織化します。それは共同体の社会的な組織編成が、どんなにわずかでも変化することを意味します。したがって活発化を行う人とは、社会の「変化のきっかけ」またはカタリストです。

2. 訓練士は社会について知るべきである:

知らないものの変化に手を出すことは危険なことです。ですから訓練士には人類学や 社会学の科学からある程度を学ぶ責任があります。  訓練士は 応用社会学者であり、その科目の重要な要素を知る必要があります。

3. 社会の必須要素を念頭に入れておこう:

ここで訓練士が知っておくべきは、社会を組成する文化の側面の相互関係です。社会科学者たちはそのような相互関係の正確さについて反論するかもしれませんが、文化の側面の相互関係が社会の基本性質(したがって社会の中の共同体)であるということには、彼らの全員が賛成するでしょう。

他の社会団体と同様に、共同体とは単なる個人の集団ではなく、それは変化しつづける人間関係・姿勢・行動・市民のまとまりです。

4. 文化とは学習されるものだ:

文化には、人間が(動物として)学習する行動や信条が含まれます。人間はそれらを学習するから人間なのです。文化には学習された行動のみ含まれ、遺伝する行動は含まれません。文化は染色体には決して運ばれず、それは象徴によって伝承されます。

一部の文化(例:話し方)は子供時代に学習され、その他は成人期に学習されます。訓練士が社会の変化に従事しているとき、その人は新しい考えや行動の学習を推し進めているのです。ですから成人を教育するスキルが必要となります。

「文化」の社会学的な定義とは「社会自体のこと」ですが、それは日常的に人々が「文化」という言葉で表すもの(太鼓、踊り、芸術など美学の側面にのみ属すもの)とは違います。

5. 文化は人間を超越する:

文化とは超有機的です。この特殊な概念「超有機」について理解することは、共同体が何かを理解するために重要です。

有機物が無機物の基に成り立っている(有機の細胞が無機の原子から成り立っている等)ように、超有機物は有機物の基に成り立っている(社会は人間が集まって出来ている)のです。

これが意味するのは、共同体の活発化・組織化の最中は、訓練士は「共同体全体に起こっていること」と「市民の個人に起こっていること」を分けて考慮できる必要があるということです。

6. 共同体とは超有機の機構である:

共同体は一つの生物と考えられます。内部の人間が行き来(生きたり死んだり)しますが、共同体は生きて機能し続けます。生きている細胞・惑星・動物が原子を超越するのと同様に、集団・行動パターン・共同体は個々の人間を超越するのです。

例えば「信条」とは人々が信じていることですが、それは最初の人間が死んだ後、長い時間が経っても生き続けます。結婚などの人間関係、空軍のような組織、マプートなどの町、握手などの習慣、くわのような道具、または商売のような機構においても同様です。そのどれもが、運び役である人間を超越します。

そうなれば社会とは、エンジンのような無機的なシステムではなく、木のような有機的なシステムでもなく、人間が学習した考えや行動の基に成り立つ超有機的なシステムであることになります。

共同体が文化的システムである(個々の人間を超越するから)からと言って、共同体が調和した単位であると仮定してはいけません。そうではありません。そこには性別、宗教、財産、人種、階級、学歴、収入、資本、言語などの理由による分派、闘争、対立が多く存在するのです。

共同体の参加と発展を促進するため、訓練士の役割はそれらの分派を集合させ、寛容と団結を促し、意見を一致させることです。それは簡単ではありません。これを行うためのテクニックはこのサイト上の他の書類で扱われていますが、社会的・文化的なシステム(この書類上で説明される)についての知識は、訓練士がプロフェッショナルに匹敵する仕事をする基本になる理論的背景を提供するでしょう。

訓練士が共同体内の社会の変化を促すためには、「システムがどう働くのか、よってそれがどのように変化に対応するのか」を知る必要があります。技術者(応用物理科学者)がエンジンの機能の方法を知っている必要があるのと同様に、共同体の助成人(応用社会科学者)は共同体の機能の方法を知っている必要があるのです。

7. 文化の側面:

全ての文化(または社会的な組織)に複数の側面があります。物体に長さ、幅、高さ、時間といった特徴があるように、文化の側面のサイズはばらばらですが、定義的には、全面に浸透しています。ここでは最も論理的な文化・社会の6つの側面を提案します。それらが学習された全ての価値観と行動を説明することができます。

文化の側面とは:

  1. 技術的
  2. 経済的
  3. 政治的
  4. 規格化された
  5. 美学と価値観の
  6. 信条と概念の

それらの側面を目の前で見ることが出来るわけではありません。個人がそれぞれ、6つの側面の全てを表現するのです。

社会を詳しく知るためには、6つの側面を目の前で実際に見ることができるわけではなく、人間がそれらを表すのを観察することができるのみですが、訓練士は6つの側面とそれらの相互関係の全てを分析できる必要があります。

Dimensions of culture

8. 技術の側面:

文化の技術的側面とはその資本、道具、スキル、物理的な環境に対処する方法です。それは人類と自然界の間のインターフェースです。

文化の技術的側面がそのような物理的な道具で成り立っているのではなく、学習された考えや行動(よって人間がそれを発明・使用でき、その道具の使い方を他人に教えることができる)で成り立っているのです。

助成人(訓練士)が共同体に公衆トイレや井戸の建設を促すとき、新しい技術が導入されます。井戸はハンマーやコンピュータと同様に道具です。新しい技術の紹介によって、文化の他の側面に及ぼされる影響を、助成人は理解する必要があります。

9. 経済の側面:

文化の経済的な側面とは、便利で希少な物品とサービスの生産と配給の様々な方法(寄贈、義務、物々交換、市場貿易など)です。

文化の経済的側面を組成するのは現金など物理的なものではなく、現金(または他のもの)に価値を与える、人間による様々なアイデア、価値観、行動(経済システムなど)です。貧困が単なる金銭の欠如とは違うように、富とは単に金銭ではありません。

共同体が市民全員に水を配給するときに、全員から同じ金額を徴収するのか、それともコンテナごとに課金するのかで、2つの全く違う経済分配のシステムのうち選択することになります。訓練士は共同体が既存の価値観や姿勢に適切な選択をするのを促します。(良い訓練士は自分が良いと思う分配システムの概念を押し付けようとしません。市民全員が決定に合意すべきだからです。)

10. 政治の側面:

文化の政治的側面とは権力と意思決定を分配する様々な方法のことです。イデオロギー(価値観の側面に属する)とは違います。この側面には政府の形態と管理形式も含まれます。また小さな集団に指導者がいないとき、どのように意思決定するか、も含まれます。

訓練士は共同体内の違う種類の指導者を見分ける必要があります。ある人は伝統的な権威であり、別の人はカリスマ性のある指導者かもしれません。

共同体内で活動するとき、訓練士は、既存の「権威」と「意思決定システム」が、「共同体の団結」と「市民全員に平等な意思決定」を進めるよう促す必要があります。

11. 規格化された側面:

文化の社会的・規格化された側面は、人々がどのように行動・交流・反応するが、そして人々が互いにどのように行動・交流することを期待するかです。そこには結婚や友情などの人間関係、母親や警察官などの役割、階級や身分、そして他の人間の行動パターンです。

訓練士が力を発揮して良い仕事をするには、地元で存在する人間関係の形態、男女による違う役割、そして社会交流の主な形式を知る必要があります。

12. 美学・価値観の側面:

文化の美学・価値観の側面とは人々が善悪・美醜・正誤を判断する(時に矛盾・不安定・反対であるような)基準です。人々は自らの行動を正当化するのに、それらの基準を用いて説明します。

訓練士が新しい技術を導入するときは、それがどんなに矛盾していて不安定であっても、既存の価値観を考慮するべきです。

13. 信条・概念の側面:

文化の信条・概念の側面とは、人々が宇宙の本質、身の周りの世界、その中の自己の役割、原因と結果、時間・物体・行動の本質について持っている(時に矛盾するような)概念です。

訓練士は共同体に既存の信条について知っている必要があります。

社会的変化の効果的なカタリスト(引き起こす人)であるためには、訓練士はそのような既存の信条に反しないような(宇宙の本質についての市民の考えに一致するような、少なくとも適切であるような)行動を提案・促進すべきです。

14. 文化のどの部分にも全ての側面が含まれる:

念頭に入れておくべきは、どの社会・共同体・団体・人間同士の交流においても、文化の要素が存在し、その要素は上記の文化の各側面から少しずつ採取されたものの集まりです。人は生まれたときから全ての側面を学習するのです。

新生児は動物のようで、まだ人間でないようですが、その子供はすぐに他の人間との交流を通して文化を学びはじめ(授乳時など)人間になり始めます。(多くの人はこの人間化の課程が胎内で始まると考えます。)この学習(つまり人間化)の課程は死ぬまで続きます。

もし誰かが学習していないと言ったら、その人は死んでいることになります。

15. 相互に繋がれている状態は役に立つ:

社会活発人そして発展活動に従事する全ての人にとって、上記の中で重要な部分は、それらの文化の側面の様々な相互関係です。それらの間には因果関係または機能的な相互関係が必ずあります。例えば、一般的な考えとは裏腹に、「技術」とそれを使うための「道具とスキル」は、「信条・踊り・富の分配の方法」と同等に「文化の一部」なのです。

側面のうち一つにでも変化を起こせば、残りの全てが影響を受けます。例えば、水を取得する新しい技術を紹介すれば、その新しい水システムを維持する団体が必要となります。何かをする新しい方法を学ぶことは、新しい価値観と新しい認識を必要とします。技術の移動を推し進める一方、それらの相互関係を無視すれば、望まれない・予期されない結果がもたらされるでしょう。

16. 相互に繋がれている状態は社会の変化に影響する:

文化の一つの側面に変化を起こすことは、他の側面の変化を必然とするだけでなく、他の側面の変化を直接引き起こします。

ですから、企画の大小に関わらず、全ての企画が社会に及ぼす影響の査定を行う必要があるのです。

17. 結論〜活発化においての文化の重要性:

これらの文化の側面の相互関係を予期するのは単純でも簡単でもありません。訓練士はそれが存在することを知り、観察・分析・考えの共有・読書・講義への参加を継続的に促すべきです。

共同体と共に活動することで、訓練士は彼らの文化とその側面の規模について、もっと知っていく必要があります。

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Illustration3; In the Market Place

© コピーライト 1967年, 1987年, 2007年 Phil Bartle
ウェブデザイナー Lourdes Sada
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最終更新日:2011年10月27日

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