人々の発展
ハードウェアの発展ではなく
セミナー用の配布資料
政治家や新聞記者を含め、多くの人が、このような計画の実施される共同体の現地を訪れる際、その設備(公衆トイレ、道路、診療所、給水所、学校など)を見ることで、物理的な建築物によって計画の成功を評価しようとします。
それらの設備は共同体の目標ではあったかも知れませんが、共同体強化の目標ではありません。訓練士にとっては、それらは共同体の社会的変化を促すための方法に過ぎないのです。
私たちの目標は、発展の「社会の変化」という面に属しています。
共同体を拠点とする組織が、新しい設備を建設したり既存の設備を修復したりするのを、私たちは推し進めたり手伝います。ですから、共同体の目標は物理的な建築物(診療所、道路、学校、橋、給水所、トイレなど)に集中します。
それに対し、「共同体の容量を強化する」にあたっての目標は、人々そして彼らがどう組織化されるか、彼らが内外部の権威・支配にどう関係するのか、彼らの態度、行動、能力、そして施設・団体です。
したがって共同体強化の目標は「人的な要素」に関していて、物理的な基盤とその建設・維持は「方法」でしかなく、それが最後ではないのです。
正統な領域(水、教育、健康)は、活動の種類が総意にもとづいて決定され優先目標と定められている限り、それほど重要ではありません。
例えば共同体が学校を建設したなら、それは管理の訓練が行われた結果であるだけでなく、その活動が共同体の容量・能力の増加のために使われたということなのです。診療所が成功なのではありません。(それを選択・企画・建設をする) 共同体の能力 が成功なのです。
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© コピーライト 1967年, 1987年, 2007年 Phil Bartle ウェブデザイナー Lourdes Sada
––»«––最終更新日:2011年10月25日
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