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進路をかき分ける権威から許可を得る著者 フィル・バートル教授和訳:益子かさり訓練のための配布資料地元の権威や委員に、共同体の強化活動がいかに彼らに利益をもたらすか示すあなたが担当する共同体の中で活動する前に、その地域の権威や指導者から「正式な許可」と「積極的な協力」の両方を得ている必要があります。 訓練士の中には、地元の権威とは「敵」や「反対勢力」であり、自分の共同体の組織化がその勢力に抵抗するための活動であると認識する人もいます。この姿勢が適切である場合も存在し、そのとき共同体は 契約させられている(意図的な参加ではなく)ことになります。 本モジュールで扱う方法論(主にアフリカで発達された)においては、地元の権威を味方にする方が、維持能力と安定した国家政策・貧窮対策につながると考えられます。 あなたが利益をもたらすのは
(1) 「共同体」と (2) 「地域に責任がある権威」の両方であることを念頭に入れておいてください。 各共同体に対する目標は、自助活動を推し進めて、それを強化することです。その権威に対する目標は、(行政・管理の)可能性を広める状態・環境へ変えていくことで維持能力を高めることです。その(公式・非公式の)指導者、官僚、技術官僚に対する目標は、彼らを「提供者」ではなく「共同体の自助の世話人」になるよう説得することです。 それは大仕事です。 政治家は(共同の施設を)「提供」すると約束すれば選挙で投票数を獲得できます。ですから彼らは「供給アプローチ」を常に用いました。 官僚や技術官僚もそれと同様に「提供する」と約束することによって大抵は職業を得たり昇進したりしました。ですから彼らは「(可能にする)世話人」になることを拒むかもしれません。 「供給アプローチ」を捨て「世話人(可能にする)アプローチ」へ移ることが彼らに有益であることを説得することが、あなたの作戦です。 事実、「供給」のアプローチから「可能にする」アプローチへ移った方が、いずれ彼らに利益をもたらすのです。なぜならどの共同体にも、権威が過保護な供給を止めない限り隠されたままである人材・資源が秘められているからです。もし共同体に設備・サービスを自ら提供する責任があり、その管理のための訓練を受ければ、多くの隠された人材・資源は明らかになり利用されることができます。 もし指導者や責任者が「可能にする」アプローチへ移れば、結果する共同体の強化は、彼らが得る投票・人気・昇進の基礎になるのです。あなたの義務は、「供給アプローチが」指導者・責任者に短期的にのみ有益(不安定)であるのに対し、「可能にする」アプローチが純粋な発達に貢献して長期的に彼らに有益であることを示すことです。 共同体強化によってもたらされる利益を権威に確信させられれば、それだけ彼らの許可と協力が得られ、また共同体の強化・自立を邪魔する勢力に対抗することができます。 権威から許可や認証を得るときには、公式の政策・賛同・了解覚書(MOU)などを示す書類を提示することが役に立ちます。(これは状況によります。)それを見せながら、彼らに責任のある地域の共同体の強化・自立がいかに有益であるか説明して下さい。 もし予算や計画に余裕があれば、ここで「権威に気付かせる」ための ワークショップ を行うと良いです。 ––»«––©著作権 1967 、 1987 、 2007フィルBartle
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